インプレのスペック表記について

フェイス面積98in
重量305g
バランス320㎜
ストリング18×20本
ストリング間隔1マス:10.0×8.1㎜
全体:26.1×19.75㎝
5×5:9.8×11.0本
フレーム厚21-23-21㎜
フレーム正面厚12.2-10.4-10.8㎜(実測)
フレックス(RA)70

 上の表は、ピュアストライク18×20のストリングインプレのスペック表(例)です。

 ストリング間隔

 「1マス」というものは、ストリングの最長部分(基本的にラケットの中心)のマスの広さです。小さいほど中心で打った時のコントロール性が高まります。
※ラケットによって、スイートエリアの位置が違うものもあり、必ずしも最長部分とは限りません。高さ×幅になります。

 「全体」というものは、ストリングの端から端(トップ→ボトム&レフトサイド→ライトサイド)までの長さです。こちらは一概にコントロール性、パワーを表現しているものではありません。ヘッドのスピードのように、中心が細かく、フレーム側が粗い場合・ヘッドのエクストリームのように全体が均等に粗い場合とストリングの配置で大きく変わるためです。ただ、小さいほうがフェイス全体のコントロール性が高い傾向はあります。

 「5×5」というものは、「10㎝×10㎝の正方形の中にストリングが何本入っているか」を表しています。簡単に言えばフェイスの中心で打った時のコントロール性の値です。本数が多いほど、「コントロール性」がいいですが、「スピン量・パワー」が落ち、打感も硬くなります。
※ラケットによってスイートエリアの広さ・位置は変わります。また目測なため誤差が生じます。




 フレーム正面厚

 フレーム正面厚は、ラケットを床に置き正面から見た時のフレーム厚です。左から、ラケットトップ‐フェイスの両サイド‐スロートの中央です。

 スロート部分は、太い方がフェイスのねじれが少なくなり、反発性・コントロール性が高いです。しかし、振り抜き抵抗が増えるのと、打感(フレームのしなり)が硬くなります。

 トップとサイドは、太ければ振り抜き抵抗が増えます。反発に関しては、薄くし意図的なしなりなら、上がりますが、そうでない場合は下がります。しかし、この太さは、強度面の方が影響は大きいと思います。フェイスが大きければより強度が必要なため、太くなります。逆に98インチなど小さければ薄くなります。



 フレックス(RA)

フレックスは、ラケットの純しなりともいわれ、ボールが当たった瞬間に後ろ側にどれだけしなるかの値です。50後半から70中盤までが基本的な値で、数値が大きくなればなるほど、しなりが少なくなり、高反発のラケットになります。逆に数値が小さいほど、フレームのしなりにより柔らかい打感になります。  例外があり、ウィルソンのクラッシュやヨネックスのEZONEなどは、柔らかい割には高反発です。