シグナムプロ プラズマヘキストリームピュアの辛口インプレ

シグナムプロ プラズマヘキストリームピュアの辛口インプレ

2021年4月2日 2 投稿者: gura

 シグナムプロから発売されている「プラズマ ヘキストリーム ピュア」(Signum pro Plasma HEXtreme Pure)。六角形のスピン系ポリストリングです。簡単に言えば、ハイパーGのようなスペックに反発を足した感じです。

 テンション維持も非常に良く、価格もロールで買うと500円前後になるという、かなりコスパが優れたストリングです。学生にもいいのではないでしょうか。

 今回は、1.25㎜をピュアドライブVSに50lb・ピュアストライク18×20に50lb・TF40 305(18×20)に50lbで張りました。





 スペック

 写真は角が潰れているように見えますが、正六角形のスピン系ポリエステルストリングです。価格が非常に安く、通販の最安値では9000円以下で買えてしまいます。200mなので基本的に17張り(18×20の一本張りまでOK)とれます。したがって一張り500円程度になります。

 色は、ナチュラル(白)だけです。

 ゲージは、1.20・1.25㎜です。通販サイトには1.30の表記がありますが、売ってないみたいです。


 インプレ

 打感

 フラットショット時のたわみ量は、[2/5]と少なめです。
 スピンショット時の最大伸び量も、[2/5]と少なめです。
 衝撃吸収性は[1.5]と、衝撃吸収性が良くないピュアドライブVSやピュアアエロVSなどでは少しきついです。逆にTF40など衝撃吸収性が高いラケットなら全く問題ないです(TF40 はかなり快適に打てました。怪我の心配なしです)。

 ストリングの撓み感で言えば、ハイパーG(2点)が限りなく近いと思います。ただ、軽く打ってもハイパーGのようなホールド時間の短さはありません。多角形なので他のストリングよりは、ホールド時間が少し短めです。伸び量の少ない多角形にしてはかなりホールド時間が長いです。

 ハイパーGより少し衝撃吸収性は良くないです。ピュアドライブVSは、打感が硬め(フレームがしなるしならないではなく全体の打感)なため、少し辛かったです。ピュアストライク18×20(若干硬め)なら大丈夫でした。TF40 305(超柔らかい)は、めちゃくちゃ快適に打てました。

 反発[3/5点]

 ポリプラズマヘキストリームピュアを使う一つのメリットは反発性かなと思いました。比較的コントロール性の高い多角形のガット(ハイパーG・ツアーバイト・ポリツアースピン)は、あまり飛びが良いものはありませんが、これは飛びます。また、ブラックコード(2.5点)・ハイパーG(1.5点)より飛びます。

 ただ、スピン量の多さで飛ばないと感じる方や、弾き感の強さで飛ぶと感じる方もいます。

 スピン[5.5/5点]

 スピンは、ハイパーGソフトと同じ感じです。めちゃくちゃかかります。サーブの攻撃力も高いですし、エッグボールの攻撃力も高いです。

 コントロール[6/5点]

 コントロールに関しては、5点満点を越え6点です。特にピュアストライク18×20やTF40に張ったときですが、常に常に深い球を打てました。球出しではなくストロークの打ち合いをしてても、サービスラインとベースラインの中間ライン~ベースラインの間にほとんど集めることができます。距離感の正確性はかなり高いです。

 スピン量も多いため、アングルショットはかなりえげつないのを打てます。また、リターンは、特にTF40に張った時は、スイングスピードを速くしても、ミスがかなり少なかったです。したがって、リターンのボールスピードがかなり速くえげつなくリターンエースを量産できました。




 ショット別インプレ

 ストローク[5/5]

 ストロークの安定度は、トップクラスに高いです。低いボールを持ち上げたり、スピンで相手の足元に落としたりすることは容易です。反発性も高いためボールスピードも出せます。

 ただ、ハイパーGもそうなのですが、スピン量が多いためボールの伸び(低軌道ショット)が出ません。逆に高スピンのエッグボールは、かなり跳ねて取りにくいです。ストリングが18×20のラケットや、ブレード16×19やピュアドライブ2021年モデル等のスピン量が少ないモデルなら、「ボールが軽い」ということにはなりにくいです。

 ただボールが伸びなくても、常に深いボールが打てるので、攻撃力が高いです。また、スピン量が多いため安定感も非常に高いです。

 飛んでくれて、コントロールも良くて・スピン量が多くて、低いボールを持ち上げやすいストリングは、シングルスでの安定感は絶大です。


 ボレー

 コントロール性の悪いストリングよりはいいですが、多角形特有の難しさがあります。正確に言うと、「ネット上10㎝以内にボールを入れるのが難しい」という意味で、20㎝位あれば問題はないです。一般ユーザーにとってはそこまで気にならないと思います。完璧な精度を求める場合は、伸び量の少ない丸型ストリングがおすすめです。

 サーブ

 サーブはハイパーGに、球速を足した感じです。スピンやスライスサーブの変化量はかなり多いです。




 比較インプレ

 随時更新します。




 まとめ

 打感さえ気にならなければ、ストロークでは、ハイパーGより性能は高い気がします。ストロークならテイクバックを小さくすることで力加減ができますし。コントロール性は異常なくらい高く、これで「コントロールできない」というのは、ラケット(セッティングを含む)か技術しかありません。

 打感以外はパフォーマンスが高いストリングな上、安いので、使ってみてもいいと思います。衝撃吸収性はハイパーgの方が良いです。ストリングが18×20本のラケットは、ストリングの摩擦が多く打感がマイルドになりやすいため、ラケットを買ったけどスピンがかからないというかたにもおすすめです。

 現行モデルで比較的打感が柔らかい(衝撃吸収性が良い)のは、ブレード16×19(v7)・プロスタッフ97(V13)・VCOREPRO97・スピードMP(360+)・ラジカルMP(360+)です。逆にピュアドライブVS・アエロVS、プレステージPRO・MID、プロスタッフRF97・エクストリームツアーは少し打感が硬め(衝撃吸収が良くない)なのでおすすめしません。中間のピュアドライブやEZONEなどは、良く怪我をしてなければ大丈夫だと思います。


類似ガット+反発エクスペリエンス
+コントロール
+スピンウルトラケーブル
+柔らかさハイパーGソフト

 アイキャッチ画像はABCスポーツ様より引用