テニスシューズのオムニクレー用とオールコート用の違いとどれが良いか
2022年3月30日テニスシューズは、「オムニ・クレーコート用」と「オールコート用」「カーペット用」などがありますが、ここでは、「オムニ・クレーコート用」と「オールコート用」の具体的な違いと、どちらを選べばいいか解説いたします。
「オムニ・クレーコート用」と「オールコート用」の違い
「オムニ・クレーコート用」と「オールコート用」の違いは、靴底(本底・アウトソール)の違いです。
左側がオールコート用で、平面に溝を彫ってある感じになっています。
右側はオムニクレーコート用で、突起をつけたかのような靴底になっています。
グリップ力を変えるために、このような靴底の形になっており、
オムニクレーコート用のシューズの方が、接地圧力が増えるためコートとの摩擦量が多く、しっかりとグリップします。
一方、オールコート用は、接地面積大きい(接地圧が少ない)ため、グリップ力を上げすぎないかつ、耐久性を上げています。
カーペット用は、完全にフラットの靴底になっています。
選び方
基本的には、ハードコート(コンクリートを樹脂コーティングをしたもの)に対しては「オールコート用」、オムニコートやクレーコートは「オムニ・クレーコート用」が良いとされます。
具体的にはオールコート用が
ハード・・・◎
オムニ・・・○
クレー・・・○
カーペット・・・○
オムニ・クレーコート用が
ハード・・・×
オムニ・・・◎
クレー・・・◎
カーペット・・・×
です。
オムニクレーコート用をハードコートで使うとグリップ力が高すぎて、膝などに負担がかかりやすいです。ねん挫とかもしやすいです。したがって×評価です。
逆に砂の少ない人工芝は、滑りやすいため、グリップ力の高いオムニクレーコートが良いです。
※地面との接地面積が大きくなればなるほど接地圧力が減るため、摩擦量が少なく、滑りやすくなります。一方、地面との接地面積が小さいほど接地圧力が増えるため、摩擦量が大きくグリップ力が強くなります。したがって、オムニクレー用でも靴底を見て接地する面積が小さいほうを選べばしっかり引っかかります。
オムニコートでも、基本的に膝の負担が少ないのは、オールコート用ですが、滑って転倒のリスクだったり、止まりたい場所で止まれない場合などもあるので、メリットとデメリットを考えて選んでみてください。
ハードもオムニもクレーも(1足で)プレーする場合は、オールコート用がベストです。
まとめ
基本的には、オムニ(砂入り人工芝)コートやクレー(土)コートの場合は「オムニ・クレー用」、ハードコートは「オールコート用」がベストです。
カーペットの場合はカーペット用がベストですが、品数が少ないので「オールコート用」で代替するのが良いと思います。