2021年に発売されたテニスラケット一覧
2021年12月15日2021年に販売が開始されたテニスラケットを掲載しています。性能スコア(フレックス(RA)値含む)は「tennis warehouse」さんの評価スコアです。テニスラケットに個体差があることや、主観評価がメインのため性能スコアは参考程度にお使いください。
未発売のラケットは以下のリンク先でご覧ください。
※このページを作り始めたのが2021年の中ごろのため、2021年の前半発売開始のラケットは、記載で来ておりません。申し訳ございません。
1-1. ヘッド プレステージ
1-2. プリンス ビースト
1-3. ヨネックス VCORE PRO
1-4. ウィルソン ブレード V8
2. 特殊モデル(デカラケ含む)
2-1. テクニファイバー TF-X1
2-2. ダンロップLX800・LX1000
3. カラー違い・コラボモデル
3-1. バボラ ピュアアエロ ラファカラー
3-2. ヘッド エクストリーム ナイト
3-3. ウルトラ100・ミニオンコラボ
4. 関連リンク
メインモデル
ヘッド プレステージ 発売日 11月4日
・特徴
カテゴリー・・・コントロール系
カラー・・・ダークレッド?ワインレッド?+ブラック
・備考
「オーセチック」というテクノロジーを搭載し、ヨーク部分(スロート部分のフェイス側のフレーム)の変形割合を均一にすることで、スイートエリアを拡大。
・ラインナップ
PRO:98インチ・320g・310㎜・18×20本・20-20-20㎜
TOUR:95インチ・315g・315㎜・16×19本・22-22-22㎜
MP:99インチ・310g・320㎜・18×19本・21.5-21.5-21.5㎜
MP L:99インチ・300g・315㎜・16×19本・21.5-21.5-21.5㎜
プリンス BEAST(ビースト) 発売日 9月・11月
・特徴
カテゴリー・・・反発系特徴
カラー・・・レッド。クリア塗装。ラインナップにより若干違う。プレステージ(G360+)カラー。
・備考
DB(ダブルブリッジ)タイプ・・・ラインナップにDBタイプがあり、これはウィルソンで言うとクラッシュゾーンみたいなもの。しっかりホールドしてくれるようになるため、タッチショットもやりやすくスピンもかけやすくなるはず。縦のストリングが長くなっているため、反発力が高い?また、縦が長くて横が短いとボールが伸びやすい傾向があるがどうだろう?また、ストリングの動きが大きくなるためコントロールはノーマルグロメットのほうが高そう。
O3タイプ・・・こちらのラインナップ。毎回出しているグロメットホールがないタイプ。O3は反発が強くなったりスピンが多くなったりホールド感が増すなどもメリットがある一方、ノーマルグロメットよりストリングの動きが大きいため、コントロールが少し低下したり、打感がぼやけたりというデメリットもある。縦の振り抜き(操作性)が圧倒的に良い。
・ラインナップ
ノーマル
100インチ・300g
100インチ・280g
LITE100:100インチ・255g・345㎜(11月発売)
DB
100インチ・300g
100インチ・280g
O3
100インチ・300g
100インチ・280g
104インチ・280g
LITE100(255g)というのもあるみたいです。(どこのカテゴリーか分からないです。)
ヨネックス VCORE PRO97
・特徴
カテゴリー・・・コントロール系
カラー・・・グリーン&ブラック
・備考
前作よりシャフトが10㎜長くなっている。前作のVCOREPRO97は、フレームの3時9時方向の荷重が少なく安定感が低かったが、フレームの縦幅が小さくなり横幅が伸びた?ことで、カバーできていれば良いなと思ってます。
新作の樹脂が入っており、打感の柔らかさが11%UP。
フレーム厚が1㎜(100インチモデルは2㎜)UP。
・ラインナップ
97D:97インチ・320g・310㎜・18×20本・21-21-21㎜
97:97インチ・310g・310㎜・16×19本・21-21-21㎜
100:100インチ・300g・320㎜・16×19本・23-23-23㎜
100L:100インチ・280g・335㎜・16×19本・23-23-23㎜
104:104インチ・295g・325㎜・16×19本・22-22-22㎜
ウィルソン BLADE V8 発売日9月
・特徴
カテゴリー・・・コントロール系
カラー・・・胴色&グリーン
・備考
グリップ部のカーボンが薄くなり、ウレタンが厚くなっている。これによりねじれに対する安定性が16%上がっている。
グロメットの素材は、植物性由来のものに変更。少しホールが大きくなっているみたい(大きくなると反発・スピン・ホールド感UP、コントロールDOWN)。
・スペック
98 18×20:98インチ・305g・320㎜・18×20本・21-21-21㎜
98 16×19: 98インチ・305g・320㎜・16×19本・21-21-21㎜
100: 98インチ・300g・320㎜・16×19本・22-22-22㎜
98s: 98インチ・295g・325㎜・18×16本・21-21-21㎜
※ブレード98(16×19)がクラッシュ100と共に「USオープンコスメ(ブラック系)」があります。
特殊モデル(デカラケ含む)
テクニファイバー TF-X1 発売日 8月
・特徴
カテゴリー・・・反発系特徴
カラー・・・ホワイトベースにネオンイエロー+黒色の文字。ハーフマット塗装。
横長フレーム・・・フレームが横長になると重量・スイングウェイト・ストリング間隔を考慮しなければコントロールが上がる。ただ、少し振り抜きは良くなくなる。(グラビティやエクストリームのイメージ)横のガットの長さが長くなるため反発が上がる。
・備考
フレームの正面厚が場所によって違う・・・フェイスの3時&9時の位置はフレーム厚を薄く、4時&8時の位置はフレーム厚を厚くしている。フレーム厚の厚い部分はカーボンのダンピングが大きく、より高反発になる。つまり、真ん中で当てても、少し端で当てても同じように飛んでくれるようになる。簡単に言えばスイートエリアの拡大。また、外した時の打感も柔らかくなる。
制振材(X-DAMP)・・・グリップエンドに制振材を取り付けており、低周波振動をカットできる。(ただ、制振材はウィルソンがカウンターベイルをつけたが不人気で、後継機種は外したため注意が必要(打感がぼやけやすい))
※振動を完全になくすことは簡単だが、手に伝わる打感を残して嫌な振動を消すのが難しい
・ラインナップ
100インチ・300g・320㎜・23-24-25㎜・16×19本
100インチ・285g・330㎜・23-24-25㎜・16×19本
105インチ・275g・330㎜・23-24-25㎜・16×19本
ダンロップLX800・LX1000 発売日7月末
・特徴
カテゴリー・・・超反発系特徴
カラー・・・銀白
・備考
メーカー名はダンロップになったが、前スリクソンCX8.0・CX10.0の後継モデル。
カラー違い・コラボ
バボラ ピュアアエロ ラファカラー 発売日11月
・特徴
カテゴリー・・・スピン系
カラー・・・イエロー+パープル
・備考
先に発売した300gのラケットに続き285g・270gのラファ(ナダル)カラーになります。
・スペック
300:100インチ・300g・320㎜・16×19本・23-26-23㎜ (先行発売済)
285:100インチ・285g・320㎜・16×19本・23-26-23㎜
270:100インチ・270g・330㎜・16×19本・23-26-23㎜
ピュアアエロ2019 |
面積 | 重量 | バランス | スイングウェイト | ストリング | フレーム厚 | フレックス |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 300 | 320 | 324 | 16×19 | 23-26-23mm | 67 |
総合 | ストローク | ボレー | サーブ | リターン |
---|---|---|---|---|
86 | 89 | 82 | 87 | 82 |
反発 | コントロール | 操作性 | 安定性 | 打感柔らかさ | フィーリング | トップスピン | スライス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
89 | 80 | 78 | 81 | 83 | 81 | 96 | 83 |
スイングウェイトが324なのに、フレーム形状のおかげで振り抜きはあまり良くない。また、ストリングの動きが大きくフラットドライブの安定性もあまり良くない。ただ、他のメーカーにはない圧倒的なスピン量は、かなりの攻撃力。打感が硬いではなく、ルキシロンのオリジナルなど伸び量の少ないポリガット(スピン量多めの)を推奨。 |
ヘッド エクストリーム ナイト 発売日 7月30日
・特徴
カテゴリー・・・スピン系(反発)特徴
カラー・・・ブラック
・備考
グラフィン360+のエクストリームのカラー違いで、マットブラックベースになっています。
ラインナップはMPとtourの2種類のみです。
実施のに使っているラケット自体は違いますが、ベレッティーニ選手が夏から使うみたいです。
エクストリームMP(2020) |
面積 | 重量 | バランス | スイングウェイト | ストリング | フレーム厚 | フレックス |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 300 | 320 | 325 | 16×19 | 23-26-21mm | 66 |
総合 | ストローク | ボレー | サーブ | リターン |
---|---|---|---|---|
84 | 81 | 85 | 85 | 81 |
反発 | コントロール | 操作性 | 安定性 | 打感柔らかさ | フィーリング | トップスピン | スライス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
88 | 79 | 82 | 85 | 80 | 85 | 85 | 84 |
絶対的なコントロール性はネガティブだが、RAが66もあることによりしっかりホールドしてくれるため、ボレーのタッチショット(ドロップなど)やサーブの評価は高い。ネットプレー時、高反発がゆえに当てるだけ良いため壁にもなれる。スピン系ラケット(コンセプトが)の割には取り回しも比較的良好。 |
エクストリームTour(2020) |
面積 | 重量 | バランス | スイングウェイト | ストリング | フレーム厚 | フレックス |
---|---|---|---|---|---|---|
98 | 305 | 315 | 318 | 16×19 | 22-23-21mm | 65 |
総合 | ストローク | ボレー | サーブ | リターン |
---|---|---|---|---|
82 | 82 | 80 | 82 | 82 |
反発 | コントロール | 操作性 | 安定性 | 打感柔らかさ | フィーリング | トップスピン | スライス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
77 | 85 | 87 | 77 | 82 | 81 | 86 | 80 |
コントロール性は、ストリングが16×19本の中では高い。ただ反発が77だと、取り回しが良いのは別にしてプレステージMP以下レベル。ストリングの動きが大きいため、その弾き感に焦点を当てると飛んでいると勘違いしてしまう人もいるかも(日本人に多い)。比較的取回しがいいため、フレームの3時9時の所に1.5gずつ位、リードテープによる荷重を推奨(SW+11位)。 |
ウルトラ100・ミニオンコラボ
ウルトラ100のミニオンコラボバージョンです。力がない方は300gのラケットで重そうですが、スイングウェイトがピュアドライブやエクストリームなどと比べ小さいので、振り抜きは悪くないと思います。