テニスラケットは何本持っていた方が良いのか

テニスラケットは何本持っていた方が良いのか

2021年10月21日 0 投稿者: gura

 ストリングが切れたり、ストリングのテンションが緩くなってコントロールが悪くなったり、ラケットが割れたりなどなど、様々な要因でラケットのスペアが必要になってきます。

 ただ、どれくらい持っている方がベストなのか?どういう持ち方(モデルやセッティング)がベストなのか?場合分けをしながら解説していきます。





 学生

 まず、男子学生(高校生以上)の場合、ポリの中でもストリングの耐久性が弱いものを張ってしまうと、10分で切れることもなくはないです(ものによる)。また、毎日部活で長時間使うとなると、ポリのテンション維持性能的に切れなくても1週間や2週間で伸び切ってしまいコントロールが難しくなることもあります。少なくとも1ヵ月するとかなりコントロールしにくくなります。

 女子学生の場合は、ストリングが伸び切るまでの時間は長いですが、2カ月目に入ったストリングはコントロール性が低いため、男子同様に2週間頻度でラケット&ストリングを変えたほうが良いと思います(2週間過ぎたのは予備にする)。

 また、試合ではストリングが切れた状態のものは使うことができないので、必ずスペアを用意しなければなりません。「普段切れないからいいや」と思って1本しか持っていないと、張る時のミスでストリングに傷がついていた場合、一瞬で切れます。


 では、何本持ってればいいのか。できれば同じラケットを3本以上は欲しいですね。ほんとに最低限で2本です。

 まず2本は、メインで使います。残りの1本はストリング選びのため、使ったことのないストリングを張って使います。メインの2本は、ローテーションしながら使っていきます。例えば、1本を2週間使い、もう一本を次の2週間で使うなどです。また、テンションを変えて打ち比べができるようになるのでパフォーマンスも上がります。

 ただ、大事な試合前は、必ず張り替えてください。量販店とかで張ってもらっていて、すぐにでき上がらない場合、ストリング選びのためのラケットを使うか、4本目が必要です。最善は試合ごとにラケットを変えられる本数です。そうすることで、ストリングのテンション低下によるコントロールが乱れた状態で試合に臨まなくてすみます。ピュアアエロなどスピン系ラケットはストリングが大きく動くため切れやすく、+1本持っていた方が良いでしょう。

 ちなみにラケットを2本以上買うと大きな出費のように見えますが、使わないことで寿命が少し伸びるため、3本をローテーションして3年間もたす方が効率がいいです。もちろん浮気するとかなりの出費になるので、使いたいラケットが決まった後に複数本買う必要があります。

 ※学生なら、ストリングが(3本/月)×12ヵ月×3年×2000円=216000円なので、ストリングマシーンを買ったほうが絶対に得になります。




 社会人上級プレイヤー(実業団など)

 社会人上級プレイヤーは、最低でも同じラケットを3本ですね。使い方は学生と同じです。

 ただ資金に余裕があると思うので、できれば4本・5本とか持っている方が良いと思います。毎試合ラケットを変えることで、ストリングのテンションが下がってコントロールが乱れる現象を抑制することができます。パフォーマンスが上がるということです。



 社会人一般プレイヤー

 特にトーナメントに出ることはない方や、出ても「楽しみのため」という方は、2本あれば十分でしょう。

 どうしても張りミスなどでストリングが切れてしまったり、ストリングを張りに出しているときにラケットがないことがないように2本です。

 一応テニスラケットとストリングのパフォーマンス比は、50:50と言われています。したがってストリング選びはラケット選びと同様に大切ですし、比べて研究するのもテニスの楽しみの一つです。2本あれば 新しいストリングを試している時、どうしてもコントロールできないセッティングになってしまった場合、そのラケットを使わなくてすみます。

 ちなみに、同じラケットでなくても構いません。

 それから、テニススクールでしかテニスをやっていない方は、一本しか持っていなくても、スクールで貸してくれると思うので、問題はないと思います。