パワー別 中級の女性のおすすめテニスラケット

パワー別 中級の女性のおすすめテニスラケット

2020年8月31日 2 投稿者: gura

 このページでは、中級の女性におすすめのテニスラケットを、出せるスイングスピード(パワー)別、でご紹介します。おすすめラケットは、一例であり、使用する方の求めるものや、スイングスピードによって異なります。





 中級女性のラケットの選び方

 ラケットを選ぶ上で、必要な情報をおさらいしておきます。

 スピンかコントロールか

 まず、スピン性能とコントロール性能は、両立できません。

 スピン系ラケットは同じ16×19本でも、ストリングの目が粗いです。そのため、スナップバックの量が大きい上、ストリングのたわみも大きくなります。その結果、スナップバックによる面ブレや、オフセンターに当てた時のボールの反発方向のずれが多く生じます。

 逆に、コントロール系ラケットは、ストリングの目が細かいため、ブレが少なく、少しきつい体勢でもピンポイントでターゲットを打ち抜けます。

 ある程度はストリングの調整などで、調整はできます。


 反発

 まずラケット自体の反発性能ですが、フェイス(ストリングが張ってある場所)面積が大きい場合・フレーム厚が厚い場合・フレームの正面厚が厚い場合・ラウンド形状の場合は、(程度が大きいほど)基本的に高パワーになります。また、ストリングパターンが粗いほど、飛びます。ただ条件がありまして、同じスイングウェイトの場合です。

 ショットの攻撃力

 基本的にストロークは、フラット系のショットは、スピン量が多いほどボールの伸びがなくなります。スピン量が少なければ、減速量が少なく、バウンド後もボールの威力(ボールが滑ってくるように伸びる)があります。

 逆に高弾道高スピンボールは、バウンド時にサーフェス(コート)にひっかかりボールが伸びてきます。

 つまり、低弾道なら低スピン、高弾道なら高スピンで打つと攻撃力が高くなります。

 サーブはストリングの目が細かいほど、フラット系のサーブが安定します。逆に目が粗いほど、スピンやスライスサーブの変化量が多くなります。

 ラケット重量

 ラケットの機動性(操作性)は、飛びやコントロール・操作性等様々な要因が絡んできます。一概に300gだから「軽い」&「重い」ではなく、空気抵抗が少なければ重くても操作性は確保できますし、逆に空気抵抗が多ければ軽くても操作しにくいです。

 したがって、300gのラケットも紹介してますが、機動性の部分は考慮してあります。






 中反発

 ヘッド グラフィン360+ スピードMP

 スピードMPは、300g・320㎜です。スイングウェイトが328前後とピュアドライブの320・アエロの324よりかなり重いですが、フレーム厚が中厚と呼ばれる23-26-23㎜ではなく23㎜フラットな上、シャフトなどフレームの正面厚も薄めのため、操作しずらくありません。重さのある分、黄金スペック以上の反発力(87点)があり(EZONE並(87点)・インスティンクトより飛ぶ)、コントロール性(85点)・安定性(85点)・機動性(85点)・柔らかさ(84点)・タッチ(86点)など、ストリングが16×19本のラケットの中では、高次元(トップクラス)で両立されているラケットです。弱点を挙げるとすれば、縦のストリングが中心が細かく端が粗くなっているため、真ん中と端で打った時の軌道の高さが違うことです。ただ逆に、端(下側)で打つことでスピン量を増やせるので、アングルショットが打ちやすいです。

 中厚ラケットは空気抵抗による操作のしにくさがありますが、スペードMPは比較的重さの操作しにくさがあるので、”少しだけ”ラケットを大きく振れる方向けです。全然主婦の方でも問題ありませんし、定期的にテニスをしている方なら問題ないと思います。

 正直、このラケットを使っている方(自身の周りで)のパフオーマンスは高いと思います。


 バボラ ピュアストライク16×19(3世代)

 ピュアストライク16×19は、98インチの中でトップクラスの反発力(87点)を誇ります。

 「100インチの方が良いのでは?」と思う方もいらっしゃいますが、100インチの方は、反発(83点)も取り回し(81点)も98インチより低めとなっています。100インチの空気抵抗による振り抜きにくさが、98インチにはないこと・(オフセンターショット時の)ラケットの歪み量の多さが、98インチの方が少ないためエネルギー損失が少ないことが理由です。したがって、意外と98インチの方がパフォーマンスが高かったりします。

 スピードと比べると、コントロール性と安定性は少し下がります(94点)が、機動性は(88点)非常に高いです。それ以外は同じ感じです。静止重量だけ5g上がります。スイングウェイトは同じ位です。


 バボラ ピュアアエロ チーム

 スピン系ラケットのピュアアエロです。本当は300gのノーマルを使って欲しいのですが、機動性が(78点)と空気抵抗のせいで低いため、285gのチームです。なぜピュアアエロなのかというと、スピン量による攻撃力です。高スピンで2~3m位のロブを打つことで、バウンド後高く跳ねる上、ボールが加速したように感じるため非常に攻撃力が高いショットが打てます。ただ、スピン系ラケットのデメリットである、フラットドライブの不安定さや打感の硬さは、少しだけあります。少し筋力がある方向けです。


 高反発

 バボラ ピュアドライブ

 2大反発系ラケットの一つです。2018年モデルと比べ少しスピン量が減って、少しコントロール寄りになりました。また、反発が圧倒的(92点)です。また、フレームの剛性が高くオフセンターショットでの反発力の低下が少なく、スイートエリアが広いのも特徴です。

 黄金スペックと呼ばれる100インチ・26㎜のモデルは結構空気抵抗があります。空気抵抗は速度の2乗に比例する(速度が2倍になれば空気抵抗は4倍)ため、スイングスピードが遅い人(60歳以上とか)ほど、ピュアドライブの反発力はメリットになります。


 ヨネックス EZONE100

 高反発で(87点)、2021年のピュアドライブよりスピンがかかります。女性はボレー中心になることが多く、ヨネックス独自のスイートエリアの広さも(ボレーはスイートエリアを外しやすい)、人気の理由です。また、ピュアドラより弾きの速さがないのも特徴です。


 比較的低反発

 ウィルソン プロスタッフL

 「素直なラケット」「スイートスポットで打ったら最高の打感」と言われているラケットです。重量やストリング本数の少なさの割に、コントロール性が高いラケットです。ただ、他のラケットと比べ飛びが控えめだったり、オフセンターショットの飛ばなさはあります。ただ、トップクラスのコントロール性と97インチの振り抜きやすさがあるため、片手バックの女性にもおすすめです。

 ただ、スイングウェイトが軽い(311)ので、ラケットフェイス3時&9時の部分に1gずつウェイトを貼ることで、反発力のなさやブレなさ(コントロールや安定性)を軽減してもいいかもしれません。

 ヘッド グラフィン360+ ラジカルMP

 こちらも「素直なラケット」といわれ、いい意味で?特徴がないラケットです。ストリングが全体的に中心によっていて、16×19のストリングパターンの中では、コントロール性(85点)と適度なパワー(83点)を両立しているラケットです。今作からはスピンもかなり多くかかるようになりました。ストリングが、スピードやピュアストライクのような、中心が密でフレーム側が粗すぎというのが少なくなっています。




 まとめ

 基本的にフェイス面積が大きくフレーム厚が厚い方が高反発と言われてますが、実際には違います。おすすめ紹介欄に書いたように、フレーム厚が少し薄いことで空気抵抗が少なくなるため振り抜きが良くなります。その結果、少しスイングウェイトを上げることができ、100インチ・26㎜ラケットよりも飛ぶラケットが生まれます。したがって、「筋力がないから100インチ・26㎜しか使えない」というのは間違っています。

 こんなことを言ってしまうと、正直ラケット選びドツボにはまってしまいますが、そんなものです。テニスの世界大会でも優勝する人の使っているラケットがそれぞれ違うのがその理由です。また飛ばないとされてきた18×20のラケット(ブレードv7)を、WTA(女子)選手も使うようになってきました。基本的に年々ラケット技術の進歩があり、反発性やコントロール性が上がっており、買いかえればパフォーマンスは上がりやすいです。

 最後に、テニスラケットとストリング(ガット)の性能比は、50:50です。したがって、ラケットを選ぶのももちろんですが、ストリングもパフォーマンスが高いのを選んだほうが、絶対に良いです。たまに、ストリングのコントロール性に触れると「技術がないからだ!」と言ってくる人がいますが、その人もラケットは、口コミなどを調べて選んでるので、言う資格はないはずです。したがって、ラケットとストリングは両方選ばなければいけません。

※点数は、tennis warehouseさんのインプレを参考にさせてもらいました。複数人の評価の平均の点数のため、正確な評価に近いと思います。ただ、人それぞれ感覚は違うため、絶対ではありません。