ジョコビッチの年収はいくらなのか
2021年7月9日2021年3月、ATP(世界)ランキング1位(シングル)の在位期間が311週となり、フェデラーの持つ310週の記録を越え、歴代1位となりました。311週は約6年間(約52週/年)という、とてつもない長さです。
グランドスラムも、フェデラーとナダルの20勝に続き、19勝(2021年6月時点)しています。史上初の「ダブルグランドスラム(4大大会各2勝以上)」を達成した唯一の選手でもあります。
そのような記録を、数々打ち立てているジョコビッチの年収はいくらなのでしょうか。
ジョコビッチの年収と世界アスリート長者番付
2020年5月、米経済誌のForbesが2020年度版のスポーツ選手長者番付を発表しました。一応この番付は、賞金+給料+スポンサー契約料の合計となります。
この番付でジョコビッチの年収は、4460万ドル(23位)と発表されています。1ドル=100円なら44億6000万円、110円なら49億600万円となります。
またこの年、フェデラーがクリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシ等を抑え、テニス界初の1位となり、1億630万ドル(100円/$なら106.3億円)です。
他には、ナダルが27位で4000万ドル(100円/$なら40億円)、大坂が3740万ドル(29位)、セレナが3600万ドル(33位)、錦織が3210万ドル(40位)となっています。
日本で限ると、野球のマー君が約23億円、ダルビッシュが約21億円と続きます。
2021年のランキングでは、ジョコビッチが3450万ドル(100円/$なら34.5億円)(46位)、大坂が5520万ドル、錦織が2660万ドルとなっています。ちなみに1位は、総合格闘技のマクレガーで1億8000万ドルです。
過去の年収
2013年 2690万ドル(29.6億円)2014年 不明
2015年 4820万ドル(53.0億円)
2016年 5580万ドル(61.4億円)
2017年 3760万ドル(41.4億円)
2018年 2350万ドル(25.9億円)
2019年 5060万ドル(55.7億円)
2020年 4460万ドル(49.1億円)
2021年 3450万ドル(38.0億円)
※1ドル=110円で計算
2013年~2021年の不明を除く合計は、3億2170万ドルで、1ドル110円とすると、353億8700万円となります。
ジョコビッチの実際の年収
番付では、グッズ販売やライセンス料、イベント・メディア出演料なども含まれています。逆に、自身が経営している企業などは含まれません(起業していればですが)。
また、収入から、税金・遠征費(交通費・ホテル・物資輸送など)・消耗品・飲食費(水分補給や打ち合わせなど)・コーチ(各部門(技術・フィジカル・メンタル・メディカルなどのトレーナー))・ストリンガー・施設利用料・自宅のトレーニング施設・栄養士や調理師(食事管理)・マッサージ師・診察代(治療費含む)・事務費(税金申告や飛行機などの手配など)などなど、様々な経費が支払われます。
セルビアの税金の例を出すと、法人税15%、所得税10~15%、消費税20%(一部10%)、固定資産税0.1%など、年金任意などです(変動有)。
単純に50億円/年稼いでるとし、法人税+所得税=30%とすると、35億円になります。もちろん経費なども入っていません。ビジネスジェットだけでも年間数億円かかります。まあ、変な契約をしていなければ10億円以上は手元に入っているかもしれませんね(拠点をセルビアにしている前提で、海外での税金を無考慮)。意外と支出があり、収入の割には手取りが少なくなります。
ちなみに、セルビアの平均月収は6~7万円程度です。そのためヨーロッパなどに出稼ぎをしている方も多いみたいです。もちろんセルビアで生活している機関が少ないはず(遠征期間が長い)なので、参考になりませんが。
ジョコビッチのスポンサー(変わる場合があります)
ジョコビッチのスポンサーは、
・ヘッド(ラケット)
・ラコステ(ウェア)
・アシックス(シューズ)
・プジョー(車)
・セイコー(時計)
・ジェイコブス・クリーク(ワイン(全豪のオフィシャルワインでもある))
・ANZ(オーストラリアの大手金融機関)
・ネットジェッツ(プライベートジェット)
などです。
おまけ
フェデラーは、スポンサー料が多く、定常的に1億ドルを維持しています。番付でも毎回上位の方に入っています。フェデラーは強い!